このコーナーでは以前にメールやHPのBBSに皆さんから頂いた、ご質問やご相談を
ご本人の了解を頂き掲載しています。
なるべく原文のまま掲載しておりますので、多少コメントの仕方が異なっていたり、
支離滅裂な部分もあるかと思います。ご了承下さい・・
FAQ:ストーリーと絵・・大事なのはどっち?
Q:Jさん ネットで見ていると「マンガを描くのに大事なのは絵よりもストーリーだ・・」という見解を目にします。
僕はどちらかというと絵が描くのが好きで、漫画家を目指しているのですけど、実際はどちらの方が大事なんでしょうか?

A:
いい質問ですね。
結論から言わせて頂くと「どちらも大事・・」です!!

原作者を目指しているのなら当然ストーリーの方ですが、マンガ家という事であればどちらも出来なければなりません。
また、将来自分は作画のみを担当したい・・という方も同様です。

ひとつ例を挙げてみます・・ジャンプで連載されている<DEATH NOTE>をご存知ですよね?
今年映画化もされる予定の、ビックヒットを飛ばしているジャンプの看板作品です。
原作の大場つぐみ先生のストーリーの展開はなかなか先が読めなく、しかもリアイティーがありとても面白いですよね。
しかし、どうでしょう、

あの作品にマンガ家である小畑健先生の抜群の作画力が無かったとしたら・・
あるいは<キラ>や<L>というかっこいい、とても個性あるキャラクターが生み出されてなかったとしたら・・


あそこまでのヒットがあったか疑問ですよね???
原作は映画で言えばあくまでも脚本です。その脚本が監督(マンガ家)に渡った時点で、マンガ家は全責任を負わねばなりません。

映画は脚本次第・・と言われる方がいますし、とても大きな比重を占めますが、やはり、細かい演出をし全体をまとめる(監督)、
コマ割りや構図・カメラワークを操る(カメラマン)、実際に絵としてキャラクターを動かす(俳優)が高いポテンシャルのものでなければ、
いい作品は生まれないという事です。
小畑先生は映画で言えば監督・カメラマン・俳優の三役を担当してる訳です。

ベテランのプロの作家さんがよく言われる事ですが
「MANGAは9割ネームで決まる!!原稿用紙に絵を描く作業は事務的なもので残りの1割の負担だ・・」
絵を描くのが好きでMANGAを描きたい・・と思っている人にはちょっと、ショッキングな言葉かもしれませんが、
まさにその通りでしょう。
ただし、ネームとはストーリーだけでなく、キャラクター作り、コマ割り、構図・カメラワーク等の演出を含んだ
絵コンテ(設計図)の状態を指します。
「絵を描く作業は事務的なもので残りの1割の負担だ・・」は「マンガの設計図であるネームから絵の部分を描き起こす作業は、
残りの1割の負担だ・・」と考えて頂ければいいと思います。

私もJさんと同じ様に絵が、キャラクターが描くのが好きで、マンガ家になりたかった口です。
実際、マンガ家を目指す人の多くがそうではないでしょうか・・20代の前半から半ばにかけ、
ストーリー創りに苦労してかなり勉強した時期もありました。

Jさんが今どのくらいの実力か分かりませんが、数をこなす事によって自分なりのパターンや自分だけが描けるもの・・
がいずれ見つかってくるはずですから、あせらなくても大丈夫ですよ。
絵同様にストーリーもたくさん描いていたら、必ず上手くなります。
将来自分は作画のみを担当したい・・という方もいると思いますが、ある程度のストーリーの作り方の基本、
コマ割りを含んだ演出面に巧みなものがないと作画の仕事も回ってきませんので、しっかり勉強していきたいものです。

小畑先生の土方茂時代の<CYBORGじいちゃんG>を見てください・・オリジナル作品でもいい仕事してます(笑)。
今の作風とはまるで違いますが、テンションの高い秀作です。

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